この小牧市もサボテンの栽培は盛んに行われていた。サボテンの栽培は春日井市ばかりでなく、長野県、群馬県、岐阜県と栽培場がある。

サボテンの栽培は分業化されている。春日井市のサボテンの栽培は種から蒔いて、それを2年程経ったものを出荷していたのが大きな特徴。そこから買い入れて一回り大きく成長させて市場などに出荷する栽培場の多くは他県に多い。それは育てる環境が違ってくるから。種を蒔いて一年半ぐらいの期間は、高温多湿が必要とされる。サボテンを栽培している関係であるば、その温室のことを実生温室などと呼んでいる。温室としてはもっとも背が低く作られている。そこで栽培されたものが他県で育てられて出荷される。分業化の仕組みが成されている。草花の苗物に於いても分業化は成されている。プラグ苗で育て物を仕入れて一回り大きくして出荷されてもいる。一から十までを全て行うとなれば、栽培上難しいことも多々あることも事実だから。群馬県で栽培が多いのは、やはり東京という首都圏に近いことから発展したと思う。自分が記憶するなかでもっとも綺麗に育った栽培場は長野県ではないかと思う。長野でも松本市周辺にかけては、朝の冷え込みは零下5度以下にもなる。ピーンと張りつめた寒さ、それがサボテンを美しくさせるから不思議。他の植物と比較しても寒さに強いと言える。